TOEIC700点は『すごい』のか?|上位3割の実力と、その先にある壁
TOEIC700点は上位約30%、平均を大きく上回るスコアです。でも『すごい』だけで終わっていいのか?920点を取った筆者が感じた『スコアと実践力のギャップ』と、700点を活かすための次のステップを解説。
「TOEIC700点って、すごいのかな?」
この記事を読んでいるということは、おそらくTOEIC700点を取ったか、もうすぐ取れそうな方だと思います。
結論から言うと、TOEIC700点は間違いなく「すごい」です。
胸を張っていいスコアです。本当に。
ただ、TOEIC900点越えの僕が正直に言うと、「すごい」だけで終わらせるのはもったいない、とも思っています。
データで見るTOEIC700点のすごさ
まず、客観的なデータを見てみましょう。
TOEIC700点の位置づけ
- 受験者全体の上位約30%(上位3割に入る実力)
- 平均スコア620点を大きく上回る
- 英検だと2級〜準1級レベル
- CEFRではB1〜B2レベル
- 偏差値に換算すると約57
10人受験したら、2〜3人しか取れないスコアです。
「なんだ、3割か」と思うかもしれませんが、TOEICを受ける人はそもそも英語学習に意欲的な層です。その中で上位3割に入るということは、一般的な社会人の中ではかなり上位に位置すると考えていいでしょう。
就職・転職でも評価される
TOEIC700点は、履歴書に書いて恥ずかしくないスコアです。
多くの企業がTOEICスコアを採用基準の一つにしていますが、700点あれば「英語ができる人」として見てもらえることが多い。海外出張や英語を使う部署への配属で、プラスに働くことは間違いありません。
自分で言うのもなんですが、僕もTOEIC920点を履歴書に書いていた時期がありました。面接で「すごいですね」と言われることは多かったです。
でも、ここからが本題です。
TOEIC920点の僕が感じた「ギャップ」
正直に言います。
僕はTOEIC920点を取りましたが、アメリカの高校に留学した時、英会話では全然通用しませんでした。
点数は取れる。リスニングも読解もできる。でも、実際に人と話すとなると、言葉が出てこない。相手の言っていることは分かるのに、自分の言いたいことが英語にならない。
TOEICと実際の英会話は、別物なんです。
これは700点でも900点でも同じことが言えます。TOEICはあくまで「読む」「聞く」の試験。「話す」「書く」は測っていない。
だから、TOEIC700点を取ったからといって、英会話ができるようになったわけではありません。
「700点すごい」で終わらせないために
誤解しないでほしいのですが、TOEIC700点を否定しているわけではありません。
700点を取れたということは、基礎的な文法力と語彙力、リスニング力が身についているということです。これは英会話を伸ばす上で、非常に大きなアドバンテージになります。
問題は、その力を「使う練習」をしていないこと。
インプット(読む・聞く)はできている。あとはアウトプット(話す・書く)の練習をすれば、TOEIC700点の実力を実際の英語力に変えることができます。
700点から「使える英語」へのステップ
では、具体的に何をすればいいのか。
僕のおすすめは、とにかく話す機会を作ることです。
- オンライン英会話を始める
- 英語で独り言を言う習慣をつける
- AIと英会話の練習をする
最初は言葉が出てこなくて当然です。でも、TOEIC700点の基礎力があれば、話す練習を重ねるうちに「あ、これ知ってる単語だ」「この文法使えるじゃん」という瞬間が増えていきます。
インプットした知識が、アウトプットで使えるようになる。その感覚を味わえるのが、TOEIC700点以上の人の特権だと思います。
TOEIC700点は「通過点」
最後に伝えたいことがあります。
TOEIC700点は、間違いなくすごいスコアです。ここまで頑張った自分を、まずは褒めてあげてください。
でも同時に、700点は「通過点」でもあります。
英語学習のゴールは、点数を取ることではなく、英語を使えるようになること。TOEIC700点という土台があれば、そこから先の伸びしろは大きい。
せっかく身につけた実力を、点数のままにしておくのはもったいない。
ぜひ、話す練習を始めてみてください。700点の実力が、本当の英語力に変わっていく瞬間を体験できるはずです。
この記事が、TOEIC700点を取った誰かの次の一歩につながれば嬉しいです。